磁気刺激療法とはいったい何なのか?

うつ病は、今や国民の10人に一人の割合で罹患するといわれており、珍しい病気ではありません。

うつ病治療は薬によるものが主でしたが、現在は研究が進んでおり「磁気刺激療法」が近年導入されつつあります。

まだまだ浸透度が低い磁気刺激療法ですが、いったいどのような治療方法なのでしょうか。

【磁気刺激療法とは】

磁気刺激療法は正式には「TMS治療法(Transcranial magnetic stimulation)」と呼ばれています。

TMSとは経頭蓋磁気刺激と訳されており、脳に磁気による刺激を与えることによってうつ病に効果が期待できるといわれています。

(※TMSは、厳密には反復を意味するrTMS(Repetitive transcranial magnetic stimulation)です。何度も磁気を流すことにより回復に導くことで効果が持続します)

それまでは「電気けいれん療法」が主流であり、脳に直接電流を流すことによってショックを与えることにより、精神疾患に多大な効果があるとされてきました。

しかし、電流を流すことによって全身がけいれんし、多少の副作用もあることからけいれんのない治療法が研究されてきた結果、開発されたのがTMS治療です。

アメリカでは2008年に適用を受けており、メジャーな治療方法となっていますが、日本に導入されたのはここ数年のことであり保険適用はされていません。

【磁気刺激療法のメカニズム】

脳に少なくとも刺激を与えるため、「怖い」「危険」と思われる人も多いかもしれません。

しかし、電気けいれん療法と比べてけいれんの心配もなく痛みや副作用が少ないのが利点です。

磁気刺激療法は、脳の中でも感情や興味・意欲などをつかさどる背外側前頭前野に直接刺激を与えることにより減退していた機能を向上させます。

また、背外側前頭前野の下部にある扁桃体のバランスを平静に保つことができ不安感などが和らぐといわれています。

効果の面では、かなり期待できると言っても過言ではありません。

あるデータでは、数か月治療を受けることにより、うつ病が完治に近い状態にまで回復する人もいます。

磁気刺激療法を受けた約6割が治療前よりも良好な経過をたどっているという臨床例も報告されています。

【磁気刺激療法を受ける方法】

険適応外ということもあり、自由診療を行っているクリニックで受けるかたちになります。

全国的にまだまだ少ないため、まずは近所で磁気刺激療法を行っているクリニックがあるかを調べる必要があります。

クリニックでは医師による診察を受けた後、治療が可能と判断されれば開始となります。

こちらのクリニックでは、医師による診察の他に、うつ病や磁気刺激療法に関する相談・また無料で資料請求も行っているそうです。

治療を考えている方、うつ病に関して悩んでいらっしゃる方は一度相談してみてはいかがでしょう。

磁気刺激療法・うつ病の相談について→http://www.shinjuku-mental.com/tms/